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マスターシリンダーの仕組み

マスターシリンダーの仕組み

ほとんどのマスターシリンダーは「タンデム」設計です (デュアルマスターシリンダーとも呼ばれます)。
タンデムマスターシリンダーでは、2 つのマスターシリンダーが単一のハウジング内に結合され、共通のシリンダーボアを共有します。これにより、シリンダー アセンブリが 2 つの別々の油圧回路を制御できるようになります。
これらの各回路は、一対の車輪のブレーキを制御します。
回路構成は次のとおりです。
● フロント/リア (フロント 2 つ、リア 2 つ)
● 斜め(左前/右後、右前/左後)
これにより、一方のブレーキ回路が故障した場合でも、もう一方の回路 (もう一方のペアを制御する) が車両を停止できます。
ほとんどの車両にはプロポーショニング バルブもあり、マスター シリンダーをブレーキ システムの残りの部分に接続します。フロントとリアのブレーキ間の圧力配分を制御し、バランスのとれた信頼性の高いブレーキ性能を実現します。
マスターシリンダーリザーバーはマスターシリンダーの上部にあります。ブレーキシステムに空気が入らないように、ブレーキ液を適切に充填する必要があります。

マスターシリンダーの仕組み

ブレーキペダルを踏み込むとマスターシリンダー内で次のようなことが起こります。
● プッシュロッドがプライマリピストンを駆動し、回路内のブレーキフルードを圧縮します。
● プライマリピストンが動くと、シリンダーとブレーキライン内に油圧が発生します。
● この圧力によりセカンダリピストンが駆動され、回路内のブレーキフルードが圧縮されます。
● ブレーキ液がブレーキラインを通って移動し、ブレーキ機構が作動します。
ブレーキペダルを放すと、スプリングが各ピストンを初期位置に戻します。
これによりシステム内の圧力が解放され、ブレーキが解除されます。


投稿日時: 2023 年 2 月 22 日